カウベルと釣鐘そして蒲牛(ほろう)のち木魚

 楽器のとあるカウベルが木魚のひとつの音によく似ていました、そしてその形が銅鐸や釣鐘のような形をしていると思いました、私の聞いた音はおそらくプラスチック系の石油製品か木製で作られた製品だと思います。
 そこで釣鐘と木魚が関係しているのではないかと考えました。
 
 銅鐸や釣鐘の取っ手(吊り下げる部分)に龍の文様(彫刻)があることがありますが、
 この彫刻の龍の名称を蒲牛(ほろう)というそうです、
 龍である成龍の9人の子供の内の6番目の子供で蒲牛(ほろう)というそうです、鯨が怖いらしく、鯨に襲われているとき、または、鯨を襲うとき、大きな声で吼えるそうです、そのため大きな音を出したい楽器などに蒲牛(ほろう)の彫刻をするのだそうです。

 釈氏要覧に鯨が蒲牛(ほろう)に一撃を加えると、大きな鳴き声を出します、そこでその由来を使い木魚を魚の形にします、という木魚の形の由来の一つが書いてあるそうです、また時計の竜頭も同じ由来だそうです。

 これは個人的な考えであり、正しいかどうかは、分かりませんが、
 私は木魚もこの釣鐘などの装飾の由来を受けているのではないかと思います、銅鐸、釣鐘などから魚板、木魚へと龍の装飾がついているのではないかと思いました。