和漢三才図絵から大魚の背中の閻浮提の話

師の教えに背いた(教えを守らなかった、品行が悪かった、等、言う事を聞かなった、など)弟子僧(小坊主さん等目下の者)が報い(因果、罰、等)を受けて、大魚に姿をかえられた(死んで生まれ変わり、畜生道に落された、等、獣、人以外の生き物に生まれ変わった)。その背中には大樹が生えました、その大樹が海の上で波風にあおれて、泳ぐ事が上手くできない(痛い、苦しい、かゆい等上手く行かない)。弟子は苦しがり、堪えかねたて、しばらくして、(師が船で移動中、魚になった弟子僧に会い話えを聞く、等)師僧に懺悔して(師僧に会い自分の境遇を話して助け欲しいと頼む、許しをこう)、そして、その背中に生えた木を伐ってもらい、その木を使って法器にしました。(その続きとして、その木魚を使って叩き日々のお勤めを行う事で修行した事となり、弟子僧の生まれ変わった魚は龍となり、師にお礼を言って、天に登った、)木魚の由来(起源)とされる話があります。

 そして次に、和漢三才図絵から大魚の背中の閻浮提の話です。

 江戸時代の百科事典、和漢三才図絵から大魚の背中の閻浮提(えんぶだい、人間の住む世界)の話
閻浮提(えんぶだい、人間の住む世界)は大きな魚の背中に乗っています。
 その魚はいつも背中がかゆがっています。
 そこで、その背中を打てばかゆみがとれて喜ぶので、川や山が振動するのだと、釈氏(お坊さん)は言っている。

 私は師と弟子僧(小坊主さん等目下の者)の話と和漢三才図絵の大魚の背中の閻浮提の話が似ていると思いました、もし同じ話として話が繋がるなら、話の中の弟子僧(小坊主さん等目下の者)とは大魚(大陸)でしょうかもしくは、大魚の背中の閻浮提(えんぶだい、人間の住む世界)ということでこの地に存在するものという意味でしょうか、それにしても、師の教えに背くという事は、世界は、ままならない(自分たちの思う様にならない)ということでしょうか、師とはどなたなのでしょう、世界を教える師とは。

 あくまで個人的な考えです、正しくは、詳しい方に聞いて下さい。

 和漢三才図絵
 編集者 医師の寺島良安

大坂の医師寺島良安が、師の和気仲安から「医者たる者は宇宙百般の事を明らむ必要あり」と諭されたことが編集の動機であった。明の王圻による類書、三才図会を範とした絵入りの百科事典で、約30年余りかけて編纂された。


 閻浮提(えんぶだい、)
 古代インド(バラモン教・ジャイナ教・仏教等)の世界観における人間が住む大陸。

 バラモン教・ジャイナ教では世界の中心に位置する円形の大陸のこと。
  仏教では須弥山の周囲にある4つの大陸(四大洲)の1つ。
 大きな森があり、そこに閻浮樹と呼ばれる常緑の大きな木があることから閻浮提とよばれる。
 インドの地をモデルにした。


 辞典などを参考にしました、が、この文の内容の正しいものは、他の信用のおける正しいものを参考にするか、詳しい方に聞いて下さい。