木魚の由来の一つのお話、
張華の相魚(桐魚)
中国の伝記(張華伝)から臨平の石鼓の話
武帝の時代、呉の臨平というところで川岸が大きく崩れたときに、崖の崩れた部分から石の太鼓が出てきました。、石鼓を叩いても音がでませんでした、どのようにしても音が出ませんので、武帝が家来の張華に尋ねると、
「蜀に桐の木があるので、それを使って、魚の形に撥(バチ)を作って叩くと鳴るでしょう」と答えました。
その通りにすると、どのようにしても鳴らなかった石の太鼓が鳴りました、音は数里先までも聞こえました。
魚の形にすると音が出るというのは、
龍である成龍の9人の子供の内の6番目の子供で蒲牛(ほろう)というそうです、鯨が怖いらしく、鯨に襲われているとき、または、鯨を襲うとき、大きな声で吼えるそうです、そのため大きな音を出したい楽器などに蒲牛(ほろう)の彫刻をするという由来からでしょうか、
それらの事を踏まえて考えます、
大きな声で吼える蒲牛(ほろう)で何となく思うのは、ここで書かれている、
鯨という単語でしょうか、その形(水生系)のものは大きな音が出ると考えたのではないでしょうか、
鯨、鯱、イルカ、ダイオウイカ、胴の長い水生生物、海蛇みたいなものなどその中でも吼える声を聞いた人があまりの声の大きさに驚き、
姿がよくわからない生き物に対して蒲牛(ほろう)など色んな生き物を想像したのではないでしょうか、
そして大きな神秘的な力を感じまして、
そのことが発想されまして、彫刻などで、
魚の形にするとその力(大きな音が出るという力、力というか原理、仕組みとして考えたのではないか。)が宿り(付加され)大きな音が出るというふうになったのではないでしょうか。
これは個人的な考えであり、正しいかどうかは、分かりません。
張 華(日本語読み、ちょう か、太和6年(西暦232年) - 永康元年(西暦300年))は、
三国時代から西晋の政治家、
魏、晋に仕えた。
字は茂先。
范陽方城(今河北省固安県)の人。
晋書に伝がある。
桐(キリ)
ゴマノハグサ科キリ属の落葉広葉樹
漢語の別名として白桐、泡桐、榮
桐(キリ)
は日本国内でとれる木材としては最も軽い。
湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきた。
日本では箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞である。
かつて日本では女の子が生まれると桐を植え、結婚する際にはその桐で箪笥を作り嫁入り道具にするという風習もあった。桐は成長が早いためこのようなことが可能なのである。
桐は発火しづらいという特徴もあるため、金庫などの内側にも用いられる。
日本各地で植栽されていたが、需要の高まりや産業構造の変化により北米、南米、中国、東南アジアから輸入されることも多い。
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