木魚の材料(材質)などについて

木魚の材料は主に木製です、木の種類は桑、楠、栓、欅などの木を使います。

40年前は良く出たのは、栓です、柔らかく彫りやすいのが、作る側からの特徴です昔は桐の変わりとして使われていたそうですが、今では値段が上がりあまり使われ無くなりました。

今は楠が良く出回っているようです、防虫剤の樟脳などに使われています、
独特の臭いがあります、木としては太く育つので大きい材料を取りやすく寺院などで使われる木魚によく使われています。

桑は木質が硬く他の四種類の木と比べて彫りにくいのが、作る側からの特徴です、木目が綺麗にでて、時間がたつと黒くなってきます、それがいい感じの味になります、高級材になり、材料として値段が高くなります、また大きく真っ直ぐに育ち難く木目の揃った材料はなかなか取れません、蚕などを育て絹を作るために、蚕の食品として葉などを使います、基本的に高級品になります。

欅も栓や楠と比べると硬く彫りにくい材料になります、木目が良くでます、木魚としては、需要があまりないので良くは使われません、スマートな感じに仕上がりがなります、木目は桑と比べると少し太くなります。

いずれの木も絶対にそうではありません、木の育った場所、時代によって材質や色目は変わってきます、同じ木は基本的にありません。

硬い木ほど同じ大きさの木魚でも音が高く甲高く硬い音になってきます。

プラスチックの木魚というものもありますが、仏具として、まだあるかは確認がとれていません。