木魚の歴史(形、材質などの移り変わりなど)

 木魚は魚板(魚鼓、開版、飯梆、魚梆)から木魚になったと言われています、おそらく魚板(魚鼓、開版、飯梆、魚梆)に鐘や太鼓の様な要素が入り木魚と相成ったのではないでしょうか。
 昭和の始めごろまで主流は漆などの塗り木魚でしたが現在では無地か黒系統の単色の色が主流になっています。

従来の装飾を継承した装飾が主流ですが、平成27年現在は、実験的な物も含めて色々な製品があります。

 材質は、主に木で作っています、現代に入りプラスチック製の木魚も出ってきました。
 宗教用具としてはプラスチック製の木魚はあまり出回らなくなりましたが、楽器としては木製の木魚だけでなくウッドブロックとしてプラスチック製の木魚が出回っています。
 形や装飾に関しては、丸い取っ手のついた木魚が従来の装飾から更に細かい装飾の木魚が出回るようになり、写実的な装飾の木魚があります。
 またその流れとは別に従来の木魚より簡素な装飾の木魚も時代の要求により出回るようになり、形もより簡素な物も出てきています。
 木の材質も安価ものから高級なものまであります。